企業によって加入できる社会保険の種類は違う!社会保険完備の内容は要チェック

工場で働く人が加入できる社会保険の種類

工場で働く求人を探すとき、どうしても給料に目が行きがちですが、社会保険の内容もチェックしたいものです。社会保険は、国民が最低限の生活を維持できるようにするために設けられた公的な保険制度です。加入できる社会保険は、健康保険・介護保険・年金保険・雇用保険・労災保険の5つです。

会社の健康保険に加入すると、扶養家族の保険料は無料になります。また、病気やけがなどで長期間働けなくなった場合は、収入の一定割合が傷病手当金として支給されます。介護保険は40歳以上の人が加入する保険です。会社の年金保険は、収入に応じて基礎年金の上乗せ分が期待でき、健康保険料と同様、保険料の半分は会社負担である点もメリットです。失業したときに一定期間、失業保険の給付が受けられるのが、雇用保険です。通勤中や業務中にけがをした場合などに給付が期待できるのが、労災保険です。

企業の規模や働き方によって加入できる社会保険は異なる

社会保険は、企業の規模や自身の働き方によっても、加入できる社会保険が異なってきます。まず、健康保険や年金保険ですが、平成28年10月から、従業員が501人以上の会社で働く、週20時間以上の就労をする方で、月額賃金が8.8万円以上、1年以上勤務する見込みがある学生以外の方が加入できます。これらの条件に当てはまらないケースでは、週30時間以上働いている方が加入の対象になります。従業員が501人以上の会社とありますが、派遣で働く場合は、雇用主が派遣会社となり、実際に働く企業の事業規模と異なることがあるため、注意が必要です。雇用保険は、31日以上、継続して雇用が見込まれる場合で、一週間の労働時間が20時間以上の方が加入できますが、学生は加入対象外です。

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